神秘の竹林がほかの世界の入り口のように感じる・・嵐山の竹林
京都に来る観光客は歴史的な建造物、国宝を見たいということもありますが、日本らしい、また京都らしい景色を見てみたいと希望されている方が多いといいます。
しかし日本に暮らす私たちは、同じ国内でありながら京都の深い歴史とその魅力を知らずにいるのです。
京都では修学旅行で必ずめぐる神社仏閣のほかにも見ておくべき最高の景色があります。
その一つとなるのが今日措置右京区嵯峨野、嵐山の竹林です。
長さが約200mという竹林は、すっと伸びた竹が一体いくつ生えているのか?と思うくらいにびっしりと伸び、その中をまっすぐの道が続く幻想的な風景が見られます。
空気が変わるというのはこういうことをいうのだ・・ということを強く感じる空間です。
ここは観光名所ともなっているため、より幻想的な景色と美しく澄みきった空気を堪能したいのなら早朝が必須となります。
時折みられる木々と竹の競演を楽しんでほしい
竹林を歩いていくと、ときおり木々も見られるのですが、まっすぐに上へ伸びている竹と比較すると、木は少しずつ斜めになっていたり、緩やかに枝がカーブしているのです。
この違い、コントラストがまたこの竹林をより一層魅力的なものとしています。
ちょっと遠慮気味に木々が光を求めて曲がっていったのかな?など、想像しながら散策するのも心地いい時間です。
淡い竹の緑の中まっすぐな道は穂の暗く、ほかの空間、ほかの世界にたどり着くかのような錯覚すら覚えます。
竹林が時折風に揺られてざわざわと音を立て、この場所は夏でも、涼しく散策できるのです。
密集していく竹林とクリーム色の絨毯
奥に、奥に向かっていくと竹同士がより密着するように伸びています。
竹の数がぐっと多くなり密集して生えているように感じ、ほかの木々が見られなくなっていくのです。
ふと目を下にやると散った竹の葉が地面を多い、クリーム色の絨毯のように覆いつくしています。
緑色の竹とクリーム色の絨毯のような竹の葉が、より一層風情を高める景色です。
この竹林に来ると、きっと誰もが心癒され、日頃の喧騒を忘れホッとした気持ちになると思います。
仕事に、生活に疲れたな・・と思う時、嵐山の竹林の癒しパワーをもらいに、嵯峨野を訪れてみるのもお勧めです。