雨に濡れて艶めく 祇園のあじさい

アジサイ

京都といえば桜に紅葉・・でもあじさいの可憐な花もよく似合う

春、桜が一斉にさき、その美しい桜と歴史的建造物の競演や、京都ならではの景観が見られるようになると大勢の観光客が京都にやってきます。
その喧噪が去るとやがて梅雨の季節なりますが、この梅雨時期、祇園のあじさいの風景もまた、京都らしい風情を感じる景色として、注目されているのです。

京都のあじさいは6月の上旬辺りから次第に咲き始め、7月の上旬くらいまで堪能できます。
場所にもよりますが、夜のあじさいをライトアップしているところもあり、昼とはまた違う雨に濡れる水滴も美しいあじさいをみる事ができるのです。

京都宇治市、あじさいの名所「三室戸寺」

全国的に「あじさいの寺」としてその名をはせる三室戸寺は、5千坪という庭園に役30種、1万株ものあじさいをみる事ができます。
すっと空に向けてそびえたつ杉の木立をの下に、はっきりとした美しいブルー、淡いピンク、うっすらと藤色をしたあじさいがよく映え、京都らしい静けさの中の美しさを見せてくれるのです。
しとしとと雨が降っていると、あじさいはまた格別に美しく輝きます。
参考:京都・宇治 西国第十番札所 三室戸寺

三室戸寺のあじさいはもともと人気スポットでしたが、ここ最近より注目されているのです。
それは、ハート型のあじさいが、ごくまれに見られることが知られたから・・といわれています。
若い人にとっては、まさしくインスタ映えのハート形あじさい、見つけられたら恋が叶うともいわれていますので、この先さらに人気が出てくるはずです。

京都左京区、京都定番のあじさいの名所「三千院」

アジサイ京都であじさいというと、やはり三千院は外せないスポットといわれています。
敷地内にある、往生極楽院近くにあるあじさい苑には、1000株以上というたくさんのあじさいが梅雨時期、一斉に咲き乱れるのです。

特に三千院のあじさいを有名にしたのが、「花の種類が多い」ということで、よく見ると形が違う様々なあじさいをみる事ができます。
星あじさいに額あじさい、つるあじさい、いずれも美しく見ものです。
シーズンは6月中旬くらいから7月中旬くらいまでですが、京都の皆さんは種類の違うあじさいをすべて見たいと、この期間の中で幾度となく日にちをずらして見に来るといわれています。

馬と勝負運の神様「藤森神社」のあじさい

競馬ファンとしては一度、この藤森神社にお参りしなければ!!というくらいに有名な、勝負運の神様がお祀りされているこの場所も、梅雨時期になるとあじさいの名所として有名です。
この場所に咲くあじさいの数はなんと3000株、1500坪という広さの中にたくさんのあじさいが見られるのはまさしく圧巻・・という景色になります。

またこの神社のあじさいの見どころは、あじさいが非常に近いという点で、花弁に近接して写真を撮るといったこともできることでも有名です。
一つ一つの小さい花がまとまって大輪となっているあじさいを近くから、遠くから・・楽しむことができます。
こちらのあじさいは6月上旬から7月上旬が見ごろ、御朱印にもあじさいの花が見られるので、御朱印も合わせて集めたいものです。

Back To Top