川床で精進料理を嗜む

京都料理

京都で粋な経験をしたいなら川床で精進料理などいかが?

夏の京都は暑い、盆地になっていることもあり京都の夏は本当に暑いのです。
夏になると川の近くで聞こえてくるのがトンカントンカンという工事をしているような音、この音は川床を作っている音といいます。
このトンカンという音が聞こえてくると京に暮らす人たちは、ああまた暑い夏がやってくる・・と感じるのです。

暑さ厳しい京都では夏になると涼しい川辺で食事したり、飲み物を飲むなどの習慣があり、それが今に残っているのが川床といわれています。
現在も、京都市街の鴨川に沿って、この川床を楽しむことができるのです。

高雄エリアならここ、錦水亭でのんびり

カジカガエルの声と蛍の幻想的な光、美しい自然と清流を楽しみつつ、お食事ができるのが錦水亭さん、この川床は高いところに作られているので、少々の雨なら安心といわれています。
趣よく提灯がともり、川をほんのりと照らす中、新鮮なアユ料理をいただけるところです。

虫の声、カエルの声、そして夜になると美しい蛍の光がちらほら・・・こんなところがまだ日本に残っているんだとびっくりする人も多く、その雰囲気の良さにうっとりします。
自然の景色をそのままに残している高雄で楽しむ川床料理は格別です。
このお店は不定休なので、確認していくほうがいいと思います。

貴船エリアも美しい川床が多い、有名店「ひろや」

貴船エリアではかつて貴族たちが納涼したという貴船が有名です。
そんな歴史ある場所で川床料理を楽しめるのが、貴船エリアの有名店「ひろや」というお店になります。
せりだした川床はまさしく川の上、涼し気な空気が流れマイナスイオンいっぱいの中いただく料理は格別です。

鴨川の源流、貴船川の床床は、自然豊かな貴船の木々に囲まれており、平安時代の貴族がこうして夏を楽しんでいたんだろうなと思いにふけりたくなります。
お料理も美しく、川のせせらぎの中を元気に泳ぐアユを再現したかのような石庭もりが見事です。

鴨川エリアなら高瀬川二条苑

鴨川の納涼床の最北端、町中にあっても静かに自然を楽しむことができる最高のお店といわれています。
慶長16年に豪商角倉了以によりつくられた二条苑は美しい庭園として有名です。
その近くの川床でいただくことができる料理も格別といわれています。

京都の人たちが古くらかこよなく愛してきた高瀬川、その流れに沿れを組んで作られている庭園、趣がありすぎるくらい、京都の雰囲気を全部持ってきたような風情です。
鴨川に高く作られている川床は、涼しく気持ちよく、ここで味わう季節のお料理は心も体も豊かにしてくれます。

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